「中庸」であるよう心がけることが大切だと思う今日この頃。
マスメディアから得られる膨大な情報から離れ、束の間でも散歩をして自然に身をおきますと、人間本来の五感やエネルギー、自身の素直な感覚が戻ってきます。
ただただ「歩く」ことのみに集中してみますと、頭と心のバランスがとれて、すっきりします。
海岸で、潮風を浴びながら波音に包まれたり、
山で、葉の擦れ合う音や鳥の歌に耳を傾けたり、
いつもの道の隅っこで咲く花に視線を移して思いを寄せてみたり、
外出が難しかったら、
お部屋やベランダに草花を取り入れてみたり、
好きな香りをお風呂に取り入れたり、
身体が穏やかに過ごせるよう工夫することが、呼吸や食事と同じくらい大切にされても良いのではないかと感じます。
厳しい情勢下、効率重視の世の中、
緊張が強いられる場面も多々あり、いつの間にか身体がこわばって呼吸が浅くなっていませんか?
姿勢を調えて、呼吸を調えれば、心も調います。
「調身・調息・調心」
「ちょうしん・ちょうそく・ちょうしん」
10年ほど前、報国寺で教わって以来、好きな言葉です。
たまに、縦に文字を書いてみるというのもおすすめです。
心の調和、身体の調和を大切に、
時節柄、ご自愛下さいね。
同じ星の同じ空の下から、皆様のお健やかと心の平安をお祈りしています。
(写真:由比ガ浜海岸の夕暮れ。11/17撮影。くまからから歩いて20分程です)