2024年
10月
29日
火
先日、沖縄本島へ旅行しました。
宮古空港で搭乗を待っている間、窓の向こうに虹が架かりとても綺麗でした。
那覇空港に着いた後は、車で移動。
沖縄本島から橋を渡り、小さな島にもいくつか寄りました。
旅の途中の数コマをご紹介します。
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斎場御嶽(せーふぁうたき)の木陰にて。
木漏れ日を受けるクワズイモの葉。
葉脈がくっきりと透かされ、そこを流れているだろう水の音が聞こえてきそうな錯覚に陥りそうなほどの生命力を目の当たりに。
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沖縄の県蝶・オオゴマダラ。
オオゴマダラは日本の蝶としては最大種の一つ。
ゆっくり優雅に飛ぶことと黄金色のサナギが特徴。
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瀬底島の朝日。
ほんのり秋色の風が漂う中、芭蕉の葉と椰子の葉を通して刺し込む光が印象的でした。
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浜比嘉島。
美しく穏やかな朝の散歩が叶いました。
清掃活動されている方々がいらっしゃるおかげさまです。
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浜比嘉島の海は透明度がとても高く、白い砂に落ちる波紋の影の揺らぎなど、ずっと眺めていたい光景でした。
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時系列が前後しましたが、
ひめゆりの塔で手を合わせることから始めた旅でした。
沖縄戦の戦争遺跡です。
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平和祈念公園でも、筆舌に尽くしがたい思いに襲われました。
摩文仁(まぶに)の丘には、ただただ静かに風が吹いていました。
戦争の激戦地だった場所に身を置き、海風に包まれ、
拙いながら俳句を詠みました。
風爽か摩文仁は静か胸つぶる
(胸つぶる…胸がしめつけられる の意の古語)
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平和の礎(へいわのいしじ)には、
沖縄戦の戦没者24万人以上のお名前が刻まれています。
国籍を問わず、また、軍人、民間人の別なく、全ての戦没者の氏名を刻んでいます。
毎年、6月23日の慰霊の日に合わせて、新たに申請があった人の名前が追加刻銘されています。
建物の基礎の「礎 (いしずえ)」を、沖縄の方言で「礎 (いしじ)」ということに由来しており、ゆるぎない平和への想いが込められています。
世界の恒久平和を心より願います。
2024年
9月
30日
月
お彼岸を迎え、関東にいた頃には秋の深まりを徐々に感じる頃。
宮古島の残暑はもうしばらく続きそうです。
伊志嶺安進『沖縄気象歳時記』によると、
沖縄の季節は、本土と同じように区分できないので、
気象庁は長期予報を行うのに便利なように沖縄の季節を次のように区分したそうです。
・春・ 春 2月下旬-4月上旬
初夏 4月上旬-5月上旬
・雨期・ 5月中旬-6月上旬
・夏・ 夏 6月下旬-9月中旬
残暑 9月中旬-10月上旬
・秋・ 10月上旬-11月
・冬・ 12月-2月下旬
なるほど、9月は宮古島ではまだ夏なのです。
沖縄独自の歳時記をなぞりながら体感していくことが、とても新鮮です。
二十四節気の白露から秋分にかけて、こちらでは白北風(スサニシ)という北東の季節風が時々強く吹き、涼しさを届けてくれます。
白北風は、さとうきび畑を撫でてはサラサラと自然の音楽を奏で、また、海では水面を撫でては白波を立たせます。
白北風は、地域によって、スサニスカジ・シラニシなどとも言われるようです。
そして、この時期の夏を白夏(スサニナツ・スサナツ)と言います。
初めましての言葉を覚え、響きを確かめる日々が続きます。
〈写真〉 宮古島・東辺名崎の風景
2024年
8月
29日
木
暦の上では秋ですね。
気温だけに注目すれば真夏日が続きますが、朝晩の風の中に、かすかに秋の色を感じるようになりました。
太陽に注目すると、日の出・日の入りの方角・時刻が徐々に動いていることを確認できます。
このことは、
地球の自転軸(地軸)の傾きを体感しているということと一緒で、自分が地球の住人であることを再確認できるということでもあります。
散歩で見つけた青いお花は、エボルブルス。
花言葉は「清潔」「清涼感」。
暑さの中、まさに清涼感溢れる花々から元気をいただきました。
風のある日は散歩が捗ります。
太陽を浴びて空を見上げて、潮の香り、草の香りに包まれて深呼吸。
五感を大切に、バランス良く歩めますように。
同じ星の同じ空の下より、皆様の心身のご健康をお祈りします。
2024年
7月
27日
土
7月22日の朝。窓を開けたら、目線の先に虹が架かっていました。
現れたり消えそうになったりを繰り返す様子は、まるで意思を持った生き物のようで、空に溶け切るまで目を離せませんでした。
宮古島の方言で虹のことを「天蛇(ティンパヴ)」と言うように、
天を舞う蛇のようにも捉えられ、神秘的なひとときでした。
次の日から数日間は、台風の影響で空はみるみる灰白の世界に。
このかけがえのない虹の光が貴重なものであったことを実感することになります。
台風3号。私には、なかなかの強風に感じましたが
島で長年生活されている方によると、
「今回はそよ風です。」
とのことで、なるほど勉強になります。
自然と共に生きていることを改めて実感します。
万一の停電対策もして、強風時は部屋にこもりながら久しぶりに編み道具や香道具を出してみました。
電気に頼らない過ごし方を改めて探ってみます。
おかげさまで、ものづくりの手が捗り、欲しい道具や素材もできたので、雨上がりに近所の手芸屋さんへ行ってみました。
オーナーさんが編み物をしながらお店を開けていて、
「台風も良いでしょ。なんとかなるものよ。」
とおっしゃったのが印象的でした。
島に移住して4ヶ月。
まだ不慣れなことも多く、緊張する場面もたくさんあるものの、
素晴らしい自然と優しい人々に触れて、心が豊かです。
心が豊かになると身体も健やかになりやすく、感謝の気持ちが溢れて止みません。
夏本番。
皆様がお健やかにお過ごしになれますよう願っています。
〈写真3枚め〉ブーゲンビリアとその落花
2024年
6月
29日
土
6月20日、宮古島は梅雨明けを迎えました。
「夏至南風(カーチバイ・カーチーベー)」 は、沖縄地方で梅雨明けに吹く、やや強い南〜南西風のこと。
外出時、風が吹くと方位磁針で確認!を繰り返してみたら、確かに南よりの風があちらこちらに吹いて、心地よいです。
カーチバイが吹くと気温もぐんと上がり、空や海の青もくっきりとした夏の色に変わっていくようです。
こちらは先日見つけた虹色の光。
「ハロ(日暈)」という天体現象です。虹の光を見つけると嬉しくなりますね。
ちなみに、宮古島の方言では虹のことを天蛇(ティンパヴ)と言います。
漲水御嶽(はりみずうたき)の神話で、七色の光を纏った蛇が天へ駆け昇ったことから、虹のことを「天の蛇」と呼ぶようになったそうです。
6月23日は「慰霊の日」でした。
沖縄戦での犠牲者を追悼し、世界の恒久平和を願う日。
澄み切った青空と透明な海が広がり、穏やかな雰囲気の沖縄ですが、この美しい景色からは想像しがたい悲劇が1945年に起こりました。
79年前の6月23日、太平洋戦争末期に沖縄県民を巻き込んだ地上戦が終結。
この戦で、県民の4人に1人が命を落としました。
沖縄県では、この沖縄戦終結の日を、戦没者(20万人を超える命)の霊を慰め平和を祈る「慰霊の日」として県の条例で記念日に定め、県内の学校や職場は休日となります。
関東に住んでいた時には、ニュースを見ながら黙祷をしたこともありましたが、実際に沖縄県で迎える慰霊の日は、とても身近に感じられ緊張感ひとしおでした。
平和を切に願います。
月の満ち欠け、潮の満ち引き。
地球・宇宙の呼吸を感じながら、同じ星に住む全ての生き物の平和・平安を祈ります。
全ての武器を花に変えられたら、どんなに穏やかな空気に満ち溢れることでしょう。
私が生きている今日という日は、
生きたくても生きられなかった人々の明日でもあります。
背筋を伸ばして、精一杯生きよう、と改めて思いました。
本州方面は梅雨の頃ですね。
天気痛(低気圧による頭痛)がひどい時は、耳を優しく引っ張ったり、頭をマッサージしてあげると症状が和らぐようです。
皆様が穏やかな日々をお過ごしになれますように。
2024年
5月
28日
火
二十四節気では、立夏の次に小満(しょうまん)、芒種(ぼうしゅ)と続きますね。
沖縄では、この二つを合わせて、「スーマンボースー」と読みます。「梅雨」を表す方言です。
新暦だと2024年は5月20日が小満、6月5日が芒種です。
宮古島では5月21日に梅雨入り発表があったので、暦通りというわけです。
もともと旧暦を取り入れていた私にとって、宮古島での暮らしは、旧暦をより身近に感じられる機会に恵まれ、日々新鮮ながらも、どこか懐かしいような感覚に陥ることが多く嬉しいことです。
暦の使い方や季節の感じ方が、関東で暮らしていた時と変化があり、今はそれを楽しんで吸収しています。
もちろん鎌倉は大好きな町なので、「今頃は夕涼みがてら蛍を楽しめるかな」「紫陽花シーズンだな」などと思いを馳せる日々でもあります。
どの土地でも実感するのは、それぞれの風土風習や芸術の中に、その土地土地で生きるヒントが含まれているということです。
移住を決める前から宮古島市立図書館の郷土エリアにはお世話になりました。
中でも、方言についての資料の豊富さには驚きました。
改めて「くまから」が宮古島の方言で「ここから」という意味があることを、幾つもの資料で確認できたときの興奮は忘れ難いです。
( 宮古島市立図書館は、島外からの旅行者でも書籍の貸し出しを受けることが出来る、素晴らしい図書館です。)
最近は郷土文学資料を読み、戦後詠まれた俳句や短歌などから、島の景色を感じとることが日課の一つです。
また初めて見る花や草木や生物、風の名前などを調べる時間も大切にしています。
覚えたてのそれらが半世紀前の俳句や短歌の中で詠まれていると、句集や歌集の中の17文字、31文字が突如として色彩豊かに浮かび上がり、目の前に風景が広がるようで、しばしタイムスリップし、作者の辿った時間を追体験するかのような時間が訪れ、その度に、わずかながら心身が宮古島に馴染んでいくような気持ちになります。
5月15日は沖縄本土復帰の日で、今年で52年でした。
暮らす場所が変わると、入ってくる情報も変わります。
昨日(5月27日)は北朝鮮の軍事偵察衛星打ち上げにより、夜中にJアラートが鳴り響きました。
今日(5月28日)は不発弾処理(海中爆破)のお知らせがありました。
平和の大切さを体感します。
土地の歴史を知り、「おじゃまします」の気持ちを忘れずに、「よろしくお願いします」と、常に心で唱えます。
私は、東京、横浜、鎌倉で育ち、台湾生まれの祖母と一緒に暮らしていたのですが、
台湾に近い宮古島に移り住んでいる今、「全て繋がっている」という実感があります。
先日、お弁当屋さんのおばちゃまが、
「宮古島は気候だけでなく人もあったかいよ。頑張って!」
と素敵な笑顔で声をかけてくださいました。
毎日感謝の気持ちでいっぱいです。
当たり前のような、でもそうでない、かけがえのない日々。
ありがとうございます。
これから梅雨前線が北上して行きます。
曇り空でも雨の中でも、心は晴れやかに、虹が架かりますように。
宇宙が平和でありますように。
〈写真1〉スーマンボースー(梅雨)の晴れ間、朝のとある漁港
〈写真2〉伊良部島で覚えたウスベニニガナの花と種子
〈写真3〉アダンの実(ヤシガニの好物)
〈写真4〉バタフライピーの花(鮮やかな青色のハーブティーで有名)
2024年
4月
22日
月
神奈川・鎌倉から沖縄の離島・宮古島への引越し方法について、質問をいただくことが多いので、まとめてみました。
前提として
私は、暮らしのダウンサイジングを叶えたかったので、持ち物は半分以下にし、大きな家具のほとんどは手放し、引越し業者さんには頼りませんでした。
・ゆうパック、ヤマト宅急便、佐川飛脚ラージ便のお世話になりました。
離島への発送は、航空搭載となるため、チェック項目がたくさんあり、窓口ではいつも緊張感が漂いました。
・自転車は自分で分解・梱包し、佐川飛脚ラージ便で運んで頂いたのですが、こちらは陸路と海路という長旅だったため、実際に宮古島に届いて、組んで動作確認出来たときには、喜びもひとしおでした。
・自家用車は、沖縄車両輸送専門のアイランデクスさんに予約、
東京・有明港に持ち込み、貨物船「にらいかないⅡ」で数日かけて宮古島・平良(ひらら)港まで運んで頂きました。
貨物船に人は同乗できないため、有明港で車を預けた後は電車で一度実家に帰宅。
数日後、羽田空港から宮古島・下地島空港へ飛行機に乗った後は、タクシーで平良港へ。
ようやく車をピックアップする、という流れです。
平良港で自分の車を見つけた時は、感慨深かったです。
それから一週間程かけて、宮古島市役所・警察署で住所変更や移転登録・車庫証明書取得などを済ませ、運輸支局で沖縄のナンバープレートを受け取った時に、ようやく宮古島民になった実感が湧きました。
・観葉植物のパキラも、送りました。
鎌倉ではまだ気温の低い3月初旬、思い切って強剪定し、丁寧に梱包して ゆうパック窓口へ。
(強剪定とは、枝を短く切りつめたり、多くの枝や芽を切り落とすような剪定で、木の回復力が無いと枯れてしまうため、本来なら暖かい時期に行うべき方法)
郵便局の窓口で、梱包状態や肥料の有無などを確認された後、数日かけて無事に届きました。
(肥料は毒物扱いとなり、航空搭載できないので拒否されます)
その頃、宮古島は平均気温20度と暖かく、鎌倉の5月くらいの過ごしやすさでしたが、枝のみのパキラを2週間以上も眺めていると、不安が募ります。
寒い時期の強剪定は、やっぱり良くなかったのかな…と諦めかけた頃。
3月下旬。(剪定から17日後)
小さなツノのような新芽を確認!
根っこや茎の中では、着実に歩みが進んでいたかと思うと、
やっとこ姿を現した黄緑の新芽が愛おしくて仕方がありませんでした。
それから新芽は次々と吹き、朝に透き通っていた柔らかな葉は、夕方には緑濃くなり、
みるみる葉を広げて存在感を増します。
パキラの成長確認をもって引越しプロジェクト完了です。
ささやかな変化、小さな進捗が大きな喜びとなって心身を巡り、
新しい日々が積もっていきます。
時の紡ぎ。
日々の積もり。
ひとつひとつ、大切に大切に。
地球の日、ここで深呼吸できる喜びを
感謝の気持ちで味わいながら、平和を願います。
2024年
3月
18日
月
くまから宿泊業をCLOSEしてから、3ヶ月が経ちました。
3月15日には、住み慣れた鎌倉の地を卒業し、新生活がスタートしました。
もう、くまからの電話は繋がりませんが、おかげさまで私たちは元気にしております。
この数ヶ月の間、ありがたくも「挨拶に行きたい」とのお声を沢山頂戴いたしました。
にもかかわらず、なかなかお応えできずにいました不義理をお許しください。
様々な準備と後片付けに夢中で、毎日毎日、精一杯動き続けていたら、いつの間にか引っ越しの日を迎えることになっていました。
間もなく春分。
宇宙元旦ですね。
皆様はどんな春をお過ごしでしょうか?
同じ星の、同じ空の下より、
皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。
そして、地球の平安を願います。
またどこかでバッタリとお会いできたら楽しいですね。
これまで、本当に本当にありがとうございました。
〈 写真 〉宮古島・西平安名崎
2024年
1月
07日
日
2024年。
皆様が、少しでも多く、心穏やかな時間をお過ごしになれますよう、お祈り申し上げます。
最近は、庭を眺めながらゆったりと過ごす時間を
とてつもなく尊いことに感じます。
屋根と壁に守られ、
鳥と風の音に耳を澄ませながら
あたたかいごはんをいただける幸せ。
ありがとうございます。有り難う御座います。
___
くまからは、2023年12月31日付で宿泊業をたたみました。
10年6ヶ月間、お客様にくつろいでいただいたソファで過ごす朝が、とても新鮮です。
窓外を眺め、木の枝や蓮鉢に鳥が止まったら、
手元のコーヒーの傍に置いている双眼鏡で、鳥を観察します。
ヒヨドリが、くちばしを器用に使って水を飲みに来ました。
メジロは懸命にサザンカの蜜をついばんでいます。
シジュウカラは、サルスベリとサツキの茂みをお喋りしながら行ったり来たり。
双眼鏡を通すと、庭での出来事は、まるで別の星の事のように感じられます。
___
もうすぐ、こちらで過ごす朝も、新しい持ち主さまにバトンタッチです。
人とのご縁、時とのご縁、場所とのご縁、
たくさんのご縁が奇跡の連なりのように織られながら、
人生は進んでいくのですね。
心を寄せてくださった皆様には、感謝の気持ちでいっぱいです。
おひとりおひとりに、直接お伝えしたいことがたくさんありますが、もうしばらく見守っていただけましたら幸いです。
〈 写真 〉双眼鏡の中の世界。蓮鉢にヒヨドリ。
2023年
12月
23日
土
2023年、ありがとうございました。
皆様が、お健やかに佳いお年をお迎えになれますよう
同じ空の下より願っております。
【大切なお知らせ】
くまから宿泊部門は、12月22日をもちまして、長いお休みに入ります。
具体的には、鎌倉大町での営業は卒業致します。
突然のことのように捉えられるかと存じますが、
たくさん考えて出しました前向きな答えで、
また自然の流れです。
ご理解いただけましたら幸いに存じます。
たくさんのお客様と、旅の時間を共有させていただいた思い出をお守りに、
ここからまた新しい人生のストーリーを紡いでいきます。
2013年オープン以来10年余り、
ご愛顧いただきまして、誠にありがとうございました。
また支えてくださった皆様にも、
衷心より感謝申し上げます。
〈 写真 〉くまからスタッフルームのエバーフレッシュの花
今年はたくさん咲きました。
花言葉:歓喜 胸のときめき
2023年
11月
30日
木
くまからから徒歩7分程。
八雲神社にお参りして、境内脇より「祇園山ハイキングコース」へ入ることができます。
歩みを進めてぐんぐん登って行くと、10分程で展望台に到着。
大町の町並みや由比ヶ浜など相模湾を一望し、ほっと一息、深呼吸。
さらに北の方へ進めば30分程で東勝寺跡の方へ下りることができます。
祇園山ハイキングコースは、
2019年の台風で大きな被害を受け、通行止めが続いていましたが、
2023年4月1日より通行再開となりました!
海と山に囲まれた鎌倉らしさを感じられる時間をお過ごしになれるかと思います。
機会がありましたら、ぜひ歩きやすい靴でお楽しみください。
2023年
10月
29日
日
10月の望月。
雨が強く降った後の月は煌々と輝き、
その混じりけの無いまっすぐな光を見つめていると、吸い寄せられそうに、手が届くのでは無いかという錯覚に陥りました。
くまからの庭の木々を照らし、草の上にも優しい光と影が落ちていました。
月と地球と太陽が一直線。
部分食の時間は明け方。
近くに寄り添う木星が見守っていたことでしょう。
西の空に沈んだ後、再び雨が降りました。
雨が、舞台の緞帳(どんちょう)の役割をしているように感じました。
空が舞台で、地球が客席。
地球が宇宙が平和でありますように。
多くの人々が心穏やかに空を見上げることができますように。
それには、
自分の心の内を平和にすることからかもしれません。
寒暖差の大きい時期。
皆様、お身体を大切にお過ごしくださいね。
2023年
9月
29日
金
身近な場所で出会った、小さな秋の風景をいくつかご紹介します。
まずは、鎌倉駅より徒歩3分の大巧寺の水引(ミズヒキ)。
糸のような細い花茎に小さな花を咲かせるタデ科の多年草。
お正月飾りや慶事の熨斗(のし)に添える水引に似ていることから、この名前で呼ばれるようになったそうですね。
赤い花が一般的ですが、白い花はギンミズヒキと呼ばれ、二種類揃って見つけると、なんだか嬉しくなる草花の一つです。
花言葉は「慶時」「感謝の気持ち」「喜び」。
本堂脇には咲きかけの彼岸花(ヒガンバナ)。
こちらも紅白で隣り合わせ、参拝客をお出迎え、お見送り。
ヒガンバナの、いくつかある花言葉の中で気に入っているのは、
「また会う日を楽しみに」。
開く前の花弁の中には、赤い雌しべと黄色い雄しべがぎっしり詰まって透けていて、
咲く様は、まるで花火が弾けるよう。
生命の力強さと儚さを同時に感じます。
足元の風景を見つめる時間。
車や自転車での移動では味わえない至福のとき。
時間に余裕を持って、歩くことを楽しむひとときを持てると、心にも余裕が生まれるような気がします。
鎌倉郵便局の前、若宮大路沿いでは秋桜(コスモス)が見頃を迎えています。
オレンジ色に囲まれながら、一際目を引いたのは黄色の花。
西陽が花びらを透かして輝いていました。
花言葉は「自然美」。
忙しいと、ついつい効率を重視してしまいますが、ちょっと立ち止まって、自分の身体や心と向き合う時間を持つことはとても大切ですね。
自然の中に身を置いて向き合うことで得られる、五感が洗練されていく感覚。
鎌倉には、それを味わえる場所がたくさんあります。
海、山、神社、お寺、教会、……
くまからは当面お一組様限定でご予約を承っております。
ごゆっくりお過ごしになりたい方におすすめです。
お子様とご一緒でも、お一人でも。
ビジネスでも観光でも、他の御用事でも。
皆様のお越しを楽しみにお待ちしております。
2023年
8月
29日
火
くまからの庭の夏みかん。
葉の裏を擦ると爽やかな良い香り。
春に花を終えた後の実が、太陽をいっぱい浴びて、まるまる育ってきました。
これから秋冬に向けて、黄色に染まってゆくのが楽しみです。
夏休みのご家族旅行でリピートしてくださっているお客様から、お花束のプレゼントをいただきました。
足の骨折・入院・手術・退院を経験した調理長に、励ましの贈り物です。
その日は、ちょうどリハビリが一段落したところでしたので、感極まりました。
温かなお心遣いに、感謝の気持ちでいっぱいです。
ひまわりのように明るい笑顔のお客様、元気をくださりありがとうございました。
お帰りになった後も、私たちはしばらく余韻に浸っていました。
こちらは、過日、くまから10周年に、お客様よりいただいたお花束です。
リピーター様の素敵なお心遣いに、
「いらっしゃいませ」とお迎えする側にもかかわらず、
「ただいま」と言いたくなってしまうような温かさに包まれました。
来ていただけるだけでも嬉しいことなのに、本当に本当にありがとうございました。
おもてなしで、お返しできるよう精進いたします。
今年の夏も、さまざまな場所からお客様が足を運んでくださいました。
フランスよりお一人でのご旅行で。
ベルギーよりご夫婦でのご旅行で。
中国より、お友達とのご旅行で。
いつものご家族旅行で。
初めての鎌倉旅行で。
……
みなさまの旅の一ページに、ほんの少しでも彩りを添えられたなら幸いです。
しばらくは、お一組様限定でご予約を承っております。
ごゆっくりお過ごしになりたい方におすすめです。
空き室等、お気軽にお問い合わせください。
2023年
7月
31日
月
昨年秋より「茶柱探検隊」というフリー冊子に、配布スポットとして、くまからをご紹介いただいています。
発行元のデザイン会社、ウエイド様によりますと、
「茶柱探検隊」は皆様との人間交流の「場」の提供を目的にして発行している季刊誌。
日本のおもてなしの始まりはお茶。
そして、そのお茶にまつわる迷信である
「茶柱が立つ」幸運にちなんで、
一本の茶柱のような存在で
皆様に幸運を配信できれば、
との思いから発行しているそうです。素敵ですね。
写真・イラストもたくさん、様々なジャンルの記事で溢れ、読み応えのある冊子です。
くまからは、今のところ神奈川県唯一の配布スポットです!
客室に置いていますので、欲しい方はご自由にお持ち帰りください。
先輩配布スポットの、「そば・料理 ありまさ」さんの女将さんが「茶柱探検隊」に連載中の「蕎麦屋の女将さんが聞いた本当の話」に、友人がインタビューされ掲載されたことがご縁の元でした。
ありまささんは、東京・緑ヶ丘駅前にあります。
自由ヶ丘からお散歩しながら向かうのもおすすめです。
居心地の良い空間で、お蕎麦だけでなくカレーも素晴らしく美味しいです。
たくさんの方々に支えられて、くまからの今があります。
お世話になっている方、ご縁を繋いでくださった方、いつもいつもありがとうございます。
百日紅が咲くと梅雨明けのサイン!
むかしの人の言う通り、
くまからの庭の百日紅が咲いた数日後、気象庁が関東の梅雨明け宣言をしました。
夏休みの方もそうでない方も、水分多めにとりながら、お健やかに、どうぞ素敵な夏をお過ごしになれますように。
同じ空の下、同じ星より願っています。
2023年
6月
30日
金
おかげさまで、鎌倉・大町のB&Bくまからは、6月15日に10周年を迎えました。
環境の変化、情勢の変化を経験しながら、常に新しい体験をできましたことは、かけがえのない宝物です。
リピートしてくださるお客様、
初めての鎌倉旅行のご滞在先にくまからを選んでくださったお客様、
ビジネスでご利用くださったお客様、
ご近所の方々、見守ってくださった方々、
くまからに関わってくださった全ての方々に、
心より、ありがとうございます。
久しぶりの休日には、寒川神社へお参りに行きました。
相模國一之宮と称され、全国唯一の八方除の守護神です。
公道から一歩踏み入ると、清々しい空気を体いっぱいに吸い込むことができます。
今から138年前の明治18年(1885年)、遠戚である甘露寺義長さん(1852-1917)が宮司をお務めになっていたこともあり、時を越え思いを馳せ、今ここに生きる喜びを感じながら心を調えるひととき。
背筋が伸びつつもリラックスした時間。
ずっと気になっていた熊澤酒造さんへ伺うことも叶いました。湘南唯一の蔵元です。
それぞれ素敵な建物の、
工場・酒蔵・レストラン・カフェ・ギャラリー・八百屋さんなどが程よい距離感で佇む、古き良きものを大切にしながら自然と調和した空間に五感が揺さぶられました。
ちなみに、寒川神社の参拝記念として参集殿で購入できる「相模のしずく」も、熊澤酒造さんのお酒です。
くまからから国道134号線へ出て、海を眺めつつ1時間ほどドライブすると会える風景。
おすすめです。
私たちも、唯一無二のお宿を目指して、気持ち新たに歩みます。
11年目のくまからも、どうぞ宜しくお願い申し上げます。
2023年
5月
31日
水
くまからの玄関アプローチの夏蔦(ナツヅタ)。
冬には葉を落として、枝だけしか見えていなかったのに、春に芽吹き、みるみる青々と繁っていく様子を目の当たりにすると、その生命力に圧倒され、根っこの力を感じます。
近況ですが、ご心配いただいていました調理長のケガというのは、足の骨折でした。
手術は無事成功し、2ヶ月の入院を経て、みるみる快復しています。
当たり前だと思っていた、ひとつひとつの動作を改めて愛おしく感じる日々です。
気にかけてくださった皆様、あたたかく見守ってくださった皆様、本当にありがとうございました。
突然の事故により、大変なこともありましたが、色々なことを見直す良いきっかけとなり、学びや気付きも沢山ありました。
植物に例えるなら、根っこを張り巡らせる期間でもあったようです。
よりパワーアップした根っこを大切にしながら、この夏蔦のように生き生きと、日々、命いっぱい過ごすことが私たちの目標です。
今後とも宜しくお願い致します。
7月27日からは、「かながわPay(第3弾)」が始まりますね。
くまからも参画しています。
夏休みのご宿泊予約も、お気軽にお問い合わせくださいませ。
2023年
4月
27日
木
くまからから徒歩15分ほどで、材木座海岸へ。
砂浜に出てから、さらに東の方(逗子方面)へ進んで行くと、晴れた時には西の方(稲村ガ崎の方向)に富士山を見ることができます。
この時期はまだ雪が残っていますね。
春の海は、空の青とのコントラストが穏やかで、そこに臨む富士山は、おおらかで、こちらを優しく見守ってくださっているような印象を受けます。
材木座については、
明治期に海水浴場となり、夏目漱石の『こころ』に描かれて有名になったそうです。
また、名称は鎌倉時代に鎌倉七座(米座、相物座、博労座、炭座、材木座、絹座、千朶積座)という商工組合があり、これに由来するそうです。
「座」がつくと、星座のようでもあり、個人的には心惹かれるネーミングです。
大潮の干潮時だったので、星のようなヒトデにも、たくさん会えました。
夏休みシーズンには海水浴場が設置され、賑やかになりますが、オフシーズンの海岸も良いものですね。
くまからでは、朝、お散歩にお出かけになるお客様もいらっしゃいます。
皆様の鎌倉旅行のサポートをさせていただけたら幸いです。
2023年
3月
28日
火
くまからの玄関アプローチのツタの新芽が次々と顔を出し始めています。
一雨ごとに葉が生長し、朝と晩で景色が変わってゆきます。
先日、お弁当販売の臨時休業をし、大切なお客様にご迷惑をおかけしてしまいまして、誠に申し訳ございませんでした。
調理長が大きなケガをし、ただいま、一生懸命に快復に努めています。
ケガをした現場で助けてくださった方、モモサワ生花店の皆様、心より感謝申し上げます。
直接お礼をお伝えすることが叶わなかった方もいらっしゃり、心苦しいですが、本当にありがとうございました。
そして、お弁当のキャンセルに快く応じてくださったお客様、
ご迷惑をおかけしたにもかかわらず、温かいお言葉をいただき、感謝の気持ちでいっぱいです。
2021年、コロナ禍で始めたテイクアウトのお弁当販売でしたが、この度、節目をつけて一度休業致します。
再開は未定です。
形態を変えて営業する可能性もあります。
またの機会がありましたら、その時はどうぞ宜しくお願い致します。
これまで、くまからのお弁当をお買い上げいただきましたお客様、本当にありがとうございました。
私たちは、お手紙を書くように、お客様の顔を浮かべながらお弁当作りをすることが、本当に楽しくて嬉しかったです。
なお、ご宿泊のお客様の朝食は、オーナー自ら手がけます。
野菜ソムリエの資格を持つ調理長より細やかなアドバイスをもらいながら、一日の始まりの朝食を丁寧にお作りします。
オーナーも調理師免許を持っていますのでご安心ください。
卒業の春。
入学の春。
巣立ちの春。
いつもの春。
新しい春。
記念のご旅行先に、くまからをお選びいただいたお客様、ありがとうございます。
皆様はどんな春をお迎えでしょうか。
新生活への不安がある方も、ドキドキをワクワクに変えて、一歩一歩着実に。
「今」しかできない経験、過ごし方を大切に、大切に。
素敵な春でありますように。
2023年
2月
28日
火
くまからの坪庭を見守る空。
呼吸を調えたいとき、ふと見上げます。
切り取り方によって、多様な見え方をする風景は、
角度を変えて物事を見つめる大切さを教えてくれるようです。
バスルームから見える坪庭の向こうは廊下。さらに庭。
くまからのバスルームは開放感たっぷりです。
朝やお昼間、明るい時間に利用するのも気持ちの良いものです。
ブラインドが設置してありますし、夜はシャッターも閉めますのでプライベートは守られます。
こちらは、お一組様限定でお過ごしいただける空間です。
ご自分のおうちのようにくつろぎながら、旅先の特別な時間をお過ごしいただけたら幸いです。
皆様のお越しをお待ちしております。
2023年
1月
31日
火
暦の上では間もなく、冬から春へバトンタッチですね。
ご近所さまから分けて頂いた水仙を、お隣さまより頂いた千両と合わせ生けてみました。
ラッパのようなお花と、赤い実と濃い緑色の葉が、陽気な音楽を奏でてくれているようです。
冷え込む朝には、霜柱をガリガリ、ゴリゴリと踏みながら庭仕事。
土を持ち上げながら立つ霜の力強さを、足裏で感じます。
庭の隅っこで、1,5cm程のミニバラが開き始めていました。
寒い時期のお花は貴重に感じられ、眺め入ってしまいます。
朝露の雫に写る世界も神秘的。
すべてが平安でありますように。
改めまして、本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
皆様のご多幸をお祈りしています。
2022年
12月
26日
月
冬至を迎え、一陽来復。
鎌倉では、クリスマスに教会が賑やかに彩られたあと、神社・仏閣では大晦日・新年に向けて、準備が進んでいます。
くまからは、お弁当販売は12月21日が年内最後の営業でした。
いつも流動的な営業にご理解いただき、見守ってくださり、お客様には感謝の気持ちでいっぱいです。
今年もありがとうございました。
新年は1月11日より営業致します。
年末年始は、ご旅行にいらっしゃるお客様に、安全に安心してお過ごしになっていただけるよう、精一杯準備してお迎え致します。
本年も、皆様のご厚意にあずかり、ここまでやってくることができました。
寒さはこれからが本番ですね。
暖かくして、お身体を大切に、良いお年をお迎えください。
2022年
11月
22日
火
先日、ふとしたきっかけで、山梨県北杜市へ出かけてまいりました。
紅葉が見事で、青空に映える赤や橙、黄や黄緑が眩しく優しく心に届きました。
冬の晴れた朝は、光のコントラストが強いですね。
葉を落とした木々の影が濃く、間接的に枝を愛おしむ時間が好きです。
落ちた葉の織りなす彩り豊かな自然のじゅうたん。
踏むと、ふかふか、ぱさぱさ。
春の新芽から初夏の青もみじ、真夏の濃い緑、秋の黄葉・紅葉、そして冬の落葉という、木々の一年に思いを馳せ、足裏からたっぷりと感じることができて、得した気分に。
旅先で受けた温かなおもてなしから学び、持ち帰り、私達もまた頑張ろうと思えた研修のひとときでした。
2022年
10月
31日
月
秋晴れの日、空を仰ぐと、プラタナスの黄色が濃い青空にキラキラと映えていました。
黄緑と黄色のグラデーション、それから、よく見ると実もついていて、しばらく眺めていたい風景でした。
忙しいときほど、心を亡くさないよう、
深呼吸、心呼吸が大切ですね。
早朝に眺める南天の実。
鳥がついばみに来たため、実が減っていますけれど、それも含めて好きな風景です。
真っ赤になる過程の薄い赤色が少し爽やか。
あちらこちらで秋の深まりを感じるようになりました。
夕焼け空が美しかった日には、くまからも西陽を受けて、茜色に染まりました。
皆様はどんな光の中お過ごしでしょうか。
優しく穏やかな光に包まれていますように。
同じ空の下よりお祈りしています。
・11月のおべんとう営業日:4日(金),11日(金),25日(金)の3日間のみとなります。
少ない営業日ですが、よろしくお願い致します。
・ご宿泊:くまからは、全国旅行支援「いざ、神奈川」に参画しています。
11月分のご予約受付は終了致しました。
12月、お時間の合うお客様、ぜひご利用くださいませ。
詳しくは、お気軽にお問い合わせください。
2022年
9月
30日
金
秋分を迎え、昼の長さと夜の長さがほぼ等しくなる頃。
太陽の光の具合も、秋らしくなってきました。
くまからの庭では金木犀が咲きました。
金木犀は、花がとても小さいからか、咲いたことを目で確認するより前に、香りで気づくことのほうが早い不思議な木だと感じます。
皆様はどんな秋をお楽しみでしょうか。
寒暖差が大きいこの頃ですので、お出かけの際は、調整できる服装が良いですね。
また、鎌倉散策には、歩きやすい靴をおすすめしています。
10月1日からは、「鎌倉応援キャッシュレス割引キャンペーン」が始まります。
(12月31日まで。※ただし、予算がなくなり次第終了。※追記:11月22日に終了しました。)
QRコード決済(auPAY・d払い・メルペイ・Alipay・WeChatPay・ユニオンペイ)にて、
平日は20%、土日は10%、その場でお値引き致します!
ご宿泊のお客様だけでなく、お弁当をお求めのお客様も、もちろん、お使いいただけます。
ひきつづき「かながわPAY」(auPAY・d払い・RPay・はまPay)も、ご利用いただけます。
お気軽にお問い合わせくださいませ。
(※10/31追記:かながわPAYのポイント付与は、予算に達したため終了しました。)
皆様のお越しをお待ちしております。
2022年
8月
31日
水
この夏は、お子様連れのお客様も多く、たくさんの朝食をお作りすることができ、私達も楽しませていただきました。
くまからの朝食は、鎌倉野菜を軸に、20種類から30種類の旬の素材を、野菜ソムリエの資格を持つ調理師が、手間を惜しまず丁寧にお作りしています。
写真のプレートのほかに、
トースト、ジャム、ジュース、コーヒー、紅茶、ハーブティー、季節のフルーツとヨーグルトがつきます。
小さなお子様のプレートには、さつまいもとりんごのレモン煮を加えたり、食べやすく工夫させていただいています。
また、一人旅を満喫しにいらっしゃったお客様、遠方から自転車でいらっしゃったお客様、ご友人との久しぶりの再会先にくまからを選んでくださったお客様、ビジネスでご利用のお客様、
……それぞれの朝に、ほんの少しの彩りを添えられていたのであれば幸いです。
皆様の旅の一部になれることが、私達の喜びです。
蝉の声が賑やかだった庭には、鈴虫、マツムシの声が混じり、いよいよ秋本番です。
季節の変わり目、お体を大切にお過ごしください。
2022年
7月
15日
金
鎌倉大町八雲神社例大祭「大町まつり」が、7月9日,10日,11日と開催されました。
3年ぶりに露店が出て、そのプチ縁日に向かう浴衣姿の子どもたちの風景は、平和を感じさせてくれて嬉しいものでした。
安全を最優先にとの観点から、まだ規模を縮小しての開催でしたが、お囃子の音に胸が高鳴ると同時に心に平穏が訪れ、不思議と3年前にタイムスリップしたかのような錯覚にも陥りました。
以前、当たり前だと思っていた風景も、今では奇跡の連なりです。
7月11日は、庭の蓮の花が咲きました。
こちらも3年ぶり。2019年以来です。
さわかで上品な良い香り。
嗅覚は脳に直結しているからか、香りが呼び覚ましてくれる記憶にいっきに連れて行ってくれて、あっという間に3年前に時間旅行できました。
「漁山紅蓮(ぎょざんこうれん)」という品種の八重です。
2日目(7月12日)。鮮やかだったピンク色から透き通っていく姿が儚げで、花びらをいっぱいに広げる様子が本当に美しいものでした。
蓮は2日目が最も美しいと言われることにも納得です。
4日目には散るはずが、遠方からいらっしゃるお客様のご到着を待ったいたかのように、粘って咲いてくれたようで、そのことがとても嬉しかったです。
泥の中から咲く蓮の姿に、
どのような環境の中でも、周りに染まらず清く正しく生ききることを、改めて教わった数日間でした。
2022年
6月
15日
水
おかげさまで、くまから は 9周年、
テイクアウトのお弁当販売は、1周年を迎えることが出来ました。
2013年にB&B(Bed&Breakfastの略)としてオープンした【くまから】は、
昨年より【Bed&Breakfast 時々 Bento】というスタイルに。
オープン当初は、3つめの「B」が加わるとは想像もしていませんでしたが、世界情勢に鑑みて試行錯誤の結果、お弁当販売に辿り着きました。
始めてみますと、地域の方々にB&Bを知っていただく良い機会となったり、ご宿泊のお客様がお弁当をお求めくださったり、良い相乗効果が生まれ、新たな気付きがありましたことを嬉しく思います。
ご利用くださる大切なお客様、また、
見守ってくださる全ての皆様に感謝の気持ちでいっぱいです。
安全と安心を軸に、皆様の
ここからまた始まる新たな一ページに、ほんの少しの彩りを添えられるよう、励みます。
10年目のくまからも、どうぞよろしくお願い申し上げます。
梅雨時、寒暖差の大きい日も多いですが、お体を大切に、心に栄養を忘れずに、皆様が穏やかな日々をお過ごしになれますように。
同じ空の下より願っています。
〈 写真3枚目: 6月9日撮影の月齢9.6歳の月 〉
2022年
5月
31日
火
日本の暦、二十四節気で、2022年は
5月5日に「立夏」、21日に「小満」を迎えました。
この時期、くまからの庭は緑濃く、ラウンジからの風景も日毎に移り変わります。
立夏の頃は、つつじの花、春もみじ。
小満の頃は、さつきの花の彩り。
蓮(はす)もみるみる伸び始め、
百日紅(さるすべり)の枝葉はぐんぐん成長していきます。
夏みかんの白い花は、ジャスミンのような良い香り。
庭仕事、みかん仕事、梅仕事の季節。
自然の中に身をおいて、日常の中に自然を取り入れて、
五感をフル活動させた後は、頭も心もすっきりします。
溢れる情報に疲れてしまった時には、体を動かすとバランスがとれますね。
剪定後の楽しみも色々。
5月、ありがとうございました。
小さいながらも、新しい試みもありました。
来月もどうぞよろしくお願い致します。
2022年
4月
22日
金
エバーフレッシュの花が咲きました。
2013年、開業祝いにいただいてから9年。初めてついたお花です。
発見したときには、流れ星を見つけたときのような高揚感が溢れ、しばし興奮しました。
花言葉は、「歓喜」と「胸のときめき」。
まさに!です。
4月8日(花まつりの日)に咲いたので、何だか特別な気がして、感慨もひとしおです。
花まつりは、お釈迦様の誕生を祝う日。
また、かつて私達の大切な家族だった、ウサギのらーくんの命日でもあります。
らーくんは、人間に例えると100歳の大往生で、2016年に天国に旅立つまで、様々な国のお客様に可愛がっていただきました。
今年は、大町の妙本寺での「花祭り(釈尊降誕会)」の様子をお客様から写真付きで教えていただくことが出来ました。
(妙本寺は、くまからより徒歩10分。季節ごとに様々な表情を味わえるお寺です。)
尊い命に思いを寄せ、健康を願う日。
地球の健康と平和も願いました。
4月22日、
Earth Dayに、花まつりの日を振り返ってみました。
2022年
3月
31日
木
今年も春が来ました。
桜が咲くと、人々の視線は自然と上へ向きますね。
花を眺めている人を眺める時間は平和で心が平らになります。
3月中旬、鶴岡八幡宮の境内で、背の高い桜が華やかでした。
久しぶりに訪れた円覚寺には、陽が燦々と降り注いでいました。
歩き進めた一番奥の黄梅院は、第十五世夢窓疎石(夢窓国師)の塔所。
三椏(ミツマタ)が咲いていました。ミツマタは和紙や紙幣の原料です。
こちらは、修行僧の坐禅道場でもあります、選仏場道内からの風景。
円覚寺では、一般の方向けにオンライン坐禅会も行っているそうです。
https://www.engakuji.or.jp/zazen/
時勢柄、溢れる情報から意識的に距離をおいて、自分の内面を見つめる時間は大切ですね。
情報の取捨選択を心がけながら、新年度をバランスよく歩めますように。
2022年
2月
27日
日
先日、雪の降る朝、庭の老木の白梅が咲きました。
こちらの幹は半分は枯れているのですが、毎年きちんと花がほころぶことに、驚き、背筋が伸び、尊敬の気持ちが溢れます。
何より、誰に媚びるわけでなく、庭の端でひっそり凛とした佇まいであることに、感動します。
冬の寒さがあってこそ、花が開くのですね。
庭に入ってすぐ右側です。中に入らないと分からないのですが、時間の許すときに、お客様と共有できることが喜びです。
お弁当をお求めのお客様、よろしければ、ちらりと覗いていってくださいね。
ムスカリはアプローチに植わっています。
春の光を浴びながら、お客様をお出迎え、お見送りしています。
休みの日、森戸の海で過ごす時間は、ゆったり心地好いものでした。
束の間でも、波の音に包まれながら ぼーっとすることは、頭と心の栄養になるようです。
皆様と皆様の大切な方が、お健やかに春をお迎えになれますように。
同じ空の下より願っています。
2022年
1月
30日
日
一年で最も寒い時期。
けれど、立春を前に、日照時間はのび、梅の開花も目にするようになりました。
春の足音がほんのり聞こえているようです。
改めまして、2022年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
新しい年が、皆様にとって、光あふれる実り多き日々でありますように。
鎌倉旅行をご検討の皆様へ。
おひとりでも、ご家族様でも、ビジネスでのご利用でも。
皆様の鎌倉旅行をサポートさせて頂けましたら幸いです。
お一組様限定ですので、安全にゆったりとお過ごしいただけると存じます。
ご近所の皆様へ。
テイクアウトのワンコイン弁当販売日は、
主に水曜日と金曜日になりましたことをお知らせいたします。
心をこめてお作りいたします。
来月、2月の営業日は下記のとおりです。
〈2日(水),4日(金),9日(水),16日(水),18日(金),25日(金)〉
数量限定のため、前日までのご予約、もしくは、当日9時よりお電話にてお取り置きのご連絡を頂けますと幸いです。
皆様のお越しを心よりお待ちしております。
2021年
12月
28日
火
2021年。
くまからは、試行錯誤の1年でした。
あたたかく見守ってくださったお客様やご近所の方々には、感謝の気持ちでいっぱいです。
ご宿泊のお客様の笑顔に励まされ、リピーター様の「ずっと続けてください」というお声に涙がこぼれそうになったり。
新たに始めたお弁当販売を通じて、新しい出会いもたくさんあり、お客様がお弁当を育ててくださり、お弁当づくりが、私達を育ててくれました。
ビジネスでご利用のお客様からも、学ぶことが多々ありました。
心を寄せてくださった皆様、本当にありがとうございました。
2022年、しなやかさを大切に 進みます。
皆様と皆様の大切な方々が、お元気でありますように、
鎌倉の空の下より、お祈り申し上げます。
2021年
11月
27日
土
今月もありがとうございました。
久しぶりのご旅行先に「くまから」を選んでいただいたお客様、そして
お弁当をお求めくださったお客様、ご縁あってお運びくださった全ての皆様に感謝の気持ちでいっぱいです。
冬至まで、みるみる日が短くなってゆくので、夜のライティング時間も長くなります。
くまからは、県道から少し奥まった場所に位置するため、ご宿泊のお客様への目印としてライトアップを始めました。
このイルミネーションはもう9年目になりますが、今年は、お弁当のお取り置きをピックアップにいらっしゃるお客様の目印にもなっています。
テイクアウトのお弁当販売を始めて5ヶ月が経ちました。
基本的な営業日は火曜・水曜・金曜でしたが、12月は、水曜・金曜の営業に致します。
時間は変わらず午前11:30からですけれど、前日までにご希望を教えていただけましたら、時間外にもなるべくご対応致しますので、お気軽にご相談ください。
ご予約用のページを作りましたので、ご一読頂けたら幸いです。
今後共どうぞ宜しくお願い致します。
11月19日の夜は、
月―地球―太陽
が一直線でしたね。
くまからからも、部分月食を観測できました。
冬は星々を近くに感じ、自分は、宇宙の呼吸の中にいるんだなぁと深呼吸しながら実感する時間が贅沢です。
皆様と皆様の大切な方々が、お元気にお過ごしでありますように。
同じ空の下より願っています。