2022年
12月
26日
月
冬至を迎え、一陽来復。
鎌倉では、クリスマスに教会が賑やかに彩られたあと、神社・仏閣では大晦日・新年に向けて、準備が進んでいます。
くまからは、お弁当販売は12月21日が年内最後の営業でした。
いつも流動的な営業にご理解いただき、見守ってくださり、お客様には感謝の気持ちでいっぱいです。
今年もありがとうございました。
新年は1月11日より営業致します。
年末年始は、ご旅行にいらっしゃるお客様に、安全に安心してお過ごしになっていただけるよう、精一杯準備してお迎え致します。
本年も、皆様のご厚意にあずかり、ここまでやってくることができました。
寒さはこれからが本番ですね。
暖かくして、お身体を大切に、良いお年をお迎えください。
2023年
1月
31日
火
暦の上では間もなく、冬から春へバトンタッチですね。
ご近所さまから分けて頂いた水仙を、お隣さまより頂いた千両と合わせ生けてみました。
ラッパのようなお花と、赤い実と濃い緑色の葉が、陽気な音楽を奏でてくれているようです。
冷え込む朝には、霜柱をガリガリ、ゴリゴリと踏みながら庭仕事。
土を持ち上げながら立つ霜の力強さを、足裏で感じます。
庭の隅っこで、1,5cm程のミニバラが開き始めていました。
寒い時期のお花は貴重に感じられ、眺め入ってしまいます。
朝露の雫に写る世界も神秘的。
すべてが平安でありますように。
改めまして、本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
皆様のご多幸をお祈りしています。
2023年
2月
28日
火
くまからの坪庭を見守る空。
呼吸を調えたいとき、ふと見上げます。
切り取り方によって、多様な見え方をする風景は、
角度を変えて物事を見つめる大切さを教えてくれるようです。
バスルームから見える坪庭の向こうは廊下。さらに庭。
くまからのバスルームは開放感たっぷりです。
朝やお昼間、明るい時間に利用するのも気持ちの良いものです。
ブラインドが設置してありますし、夜はシャッターも閉めますのでプライベートは守られます。
こちらは、お一組様限定でお過ごしいただける空間です。
ご自分のおうちのようにくつろぎながら、旅先の特別な時間をお過ごしいただけたら幸いです。
皆様のお越しをお待ちしております。
2023年
3月
28日
火
くまからの玄関アプローチのツタの新芽が次々と顔を出し始めています。
一雨ごとに葉が生長し、朝と晩で景色が変わってゆきます。
先日、お弁当販売の臨時休業をし、大切なお客様にご迷惑をおかけしてしまいまして、誠に申し訳ございませんでした。
調理長が大きなケガをし、ただいま、一生懸命に快復に努めています。
ケガをした現場で助けてくださった方、モモサワ生花店の皆様、心より感謝申し上げます。
直接お礼をお伝えすることが叶わなかった方もいらっしゃり、心苦しいですが、本当にありがとうございました。
そして、お弁当のキャンセルに快く応じてくださったお客様、
ご迷惑をおかけしたにもかかわらず、温かいお言葉をいただき、感謝の気持ちでいっぱいです。
2021年、コロナ禍で始めたテイクアウトのお弁当販売でしたが、この度、節目をつけて一度休業致します。
再開は未定です。
形態を変えて営業する可能性もあります。
またの機会がありましたら、その時はどうぞ宜しくお願い致します。
これまで、くまからのお弁当をお買い上げいただきましたお客様、本当にありがとうございました。
私たちは、お手紙を書くように、お客様の顔を浮かべながらお弁当作りをすることが、本当に楽しくて嬉しかったです。
なお、ご宿泊のお客様の朝食は、オーナー自ら手がけます。
野菜ソムリエの資格を持つ調理長より細やかなアドバイスをもらいながら、一日の始まりの朝食を丁寧にお作りします。
オーナーも調理師免許を持っていますのでご安心ください。
卒業の春。
入学の春。
巣立ちの春。
いつもの春。
新しい春。
記念のご旅行先に、くまからをお選びいただいたお客様、ありがとうございます。
皆様はどんな春をお迎えでしょうか。
新生活への不安がある方も、ドキドキをワクワクに変えて、一歩一歩着実に。
「今」しかできない経験、過ごし方を大切に、大切に。
素敵な春でありますように。
2023年
5月
31日
水
くまからの玄関アプローチの夏蔦(ナツヅタ)。
冬には葉を落として、枝だけしか見えていなかったのに、春に芽吹き、みるみる青々と繁っていく様子を目の当たりにすると、その生命力に圧倒され、根っこの力を感じます。
近況ですが、ご心配いただいていました調理長のケガというのは、足の骨折でした。
手術は無事成功し、2ヶ月の入院を経て、みるみる快復しています。
当たり前だと思っていた、ひとつひとつの動作を改めて愛おしく感じる日々です。
気にかけてくださった皆様、あたたかく見守ってくださった皆様、本当にありがとうございました。
突然の事故により、大変なこともありましたが、色々なことを見直す良いきっかけとなり、学びや気付きも沢山ありました。
植物に例えるなら、根っこを張り巡らせる期間でもあったようです。
よりパワーアップした根っこを大切にしながら、この夏蔦のように生き生きと、日々、命いっぱい過ごすことが私たちの目標です。
今後とも宜しくお願い致します。
7月27日からは、「かながわPay(第3弾)」が始まりますね。
くまからも参画しています。
夏休みのご宿泊予約も、お気軽にお問い合わせくださいませ。
2023年
6月
30日
金
おかげさまで、鎌倉・大町のB&Bくまからは、6月15日に10周年を迎えました。
環境の変化、情勢の変化を経験しながら、常に新しい体験をできましたことは、かけがえのない宝物です。
リピートしてくださるお客様、
初めての鎌倉旅行のご滞在先にくまからを選んでくださったお客様、
ビジネスでご利用くださったお客様、
ご近所の方々、見守ってくださった方々、
くまからに関わってくださった全ての方々に、
心より、ありがとうございます。
久しぶりの休日には、寒川神社へお参りに行きました。
相模國一之宮と称され、全国唯一の八方除の守護神です。
公道から一歩踏み入ると、清々しい空気を体いっぱいに吸い込むことができます。
今から138年前の明治18年(1885年)、遠戚である甘露寺義長さん(1852-1917)が宮司をお務めになっていたこともあり、時を越え思いを馳せ、今ここに生きる喜びを感じながら心を調えるひととき。
背筋が伸びつつもリラックスした時間。
ずっと気になっていた熊澤酒造さんへ伺うことも叶いました。湘南唯一の蔵元です。
それぞれ素敵な建物の、
工場・酒蔵・レストラン・カフェ・ギャラリー・八百屋さんなどが程よい距離感で佇む、古き良きものを大切にしながら自然と調和した空間に五感が揺さぶられました。
ちなみに、寒川神社の参拝記念として参集殿で購入できる「相模のしずく」も、熊澤酒造さんのお酒です。
くまからから国道134号線へ出て、海を眺めつつ1時間ほどドライブすると会える風景。
おすすめです。
私たちも、唯一無二のお宿を目指して、気持ち新たに歩みます。
11年目のくまからも、どうぞ宜しくお願い申し上げます。
2023年
7月
31日
月
昨年秋より「茶柱探検隊」というフリー冊子に、配布スポットとして、くまからをご紹介いただいています。
発行元のデザイン会社、ウエイド様によりますと、
「茶柱探検隊」は皆様との人間交流の「場」の提供を目的にして発行している季刊誌。
日本のおもてなしの始まりはお茶。
そして、そのお茶にまつわる迷信である
「茶柱が立つ」幸運にちなんで、
一本の茶柱のような存在で
皆様に幸運を配信できれば、
との思いから発行しているそうです。素敵ですね。
写真・イラストもたくさん、様々なジャンルの記事で溢れ、読み応えのある冊子です。
くまからは、今のところ神奈川県唯一の配布スポットです!
客室に置いていますので、欲しい方はご自由にお持ち帰りください。
先輩配布スポットの、「そば・料理 ありまさ」さんの女将さんが「茶柱探検隊」に連載中の「蕎麦屋の女将さんが聞いた本当の話」に、友人がインタビューされ掲載されたことがご縁の元でした。
ありまささんは、東京・緑ヶ丘駅前にあります。
自由ヶ丘からお散歩しながら向かうのもおすすめです。
居心地の良い空間で、お蕎麦だけでなくカレーも素晴らしく美味しいです。
たくさんの方々に支えられて、くまからの今があります。
お世話になっている方、ご縁を繋いでくださった方、いつもいつもありがとうございます。
百日紅が咲くと梅雨明けのサイン!
むかしの人の言う通り、
くまからの庭の百日紅が咲いた数日後、気象庁が関東の梅雨明け宣言をしました。
夏休みの方もそうでない方も、水分多めにとりながら、お健やかに、どうぞ素敵な夏をお過ごしになれますように。
同じ空の下、同じ星より願っています。
2023年
8月
29日
火
くまからの庭の夏みかん。
葉の裏を擦ると爽やかな良い香り。
春に花を終えた後の実が、太陽をいっぱい浴びて、まるまる育ってきました。
これから秋冬に向けて、黄色に染まってゆくのが楽しみです。
夏休みのご家族旅行でリピートしてくださっているお客様から、お花束のプレゼントをいただきました。
足の骨折・入院・手術・退院を経験した調理長に、励ましの贈り物です。
その日は、ちょうどリハビリが一段落したところでしたので、感極まりました。
温かなお心遣いに、感謝の気持ちでいっぱいです。
ひまわりのように明るい笑顔のお客様、元気をくださりありがとうございました。
お帰りになった後も、私たちはしばらく余韻に浸っていました。
こちらは、過日、くまから10周年に、お客様よりいただいたお花束です。
リピーター様の素敵なお心遣いに、
「いらっしゃいませ」とお迎えする側にもかかわらず、
「ただいま」と言いたくなってしまうような温かさに包まれました。
来ていただけるだけでも嬉しいことなのに、本当に本当にありがとうございました。
おもてなしで、お返しできるよう精進いたします。
今年の夏も、さまざまな場所からお客様が足を運んでくださいました。
フランスよりお一人でのご旅行で。
ベルギーよりご夫婦でのご旅行で。
中国より、お友達とのご旅行で。
いつものご家族旅行で。
初めての鎌倉旅行で。
……
みなさまの旅の一ページに、ほんの少しでも彩りを添えられたなら幸いです。
しばらくは、お一組様限定でご予約を承っております。
ごゆっくりお過ごしになりたい方におすすめです。
空き室等、お気軽にお問い合わせください。
2023年
9月
29日
金
身近な場所で出会った、小さな秋の風景をいくつかご紹介します。
まずは、鎌倉駅より徒歩3分の大巧寺の水引(ミズヒキ)。
糸のような細い花茎に小さな花を咲かせるタデ科の多年草。
お正月飾りや慶事の熨斗(のし)に添える水引に似ていることから、この名前で呼ばれるようになったそうですね。
赤い花が一般的ですが、白い花はギンミズヒキと呼ばれ、二種類揃って見つけると、なんだか嬉しくなる草花の一つです。
花言葉は「慶時」「感謝の気持ち」「喜び」。
本堂脇には咲きかけの彼岸花(ヒガンバナ)。
こちらも紅白で隣り合わせ、参拝客をお出迎え、お見送り。
ヒガンバナの、いくつかある花言葉の中で気に入っているのは、
「また会う日を楽しみに」。
開く前の花弁の中には、赤い雌しべと黄色い雄しべがぎっしり詰まって透けていて、
咲く様は、まるで花火が弾けるよう。
生命の力強さと儚さを同時に感じます。
足元の風景を見つめる時間。
車や自転車での移動では味わえない至福のとき。
時間に余裕を持って、歩くことを楽しむひとときを持てると、心にも余裕が生まれるような気がします。
鎌倉郵便局の前、若宮大路沿いでは秋桜(コスモス)が見頃を迎えています。
オレンジ色に囲まれながら、一際目を引いたのは黄色の花。
西陽が花びらを透かして輝いていました。
花言葉は「自然美」。
忙しいと、ついつい効率を重視してしまいますが、ちょっと立ち止まって、自分の身体や心と向き合う時間を持つことはとても大切ですね。
自然の中に身を置いて向き合うことで得られる、五感が洗練されていく感覚。
鎌倉には、それを味わえる場所がたくさんあります。
海、山、神社、お寺、教会、……
くまからは当面お一組様限定でご予約を承っております。
ごゆっくりお過ごしになりたい方におすすめです。
お子様とご一緒でも、お一人でも。
ビジネスでも観光でも、他の御用事でも。
皆様のお越しを楽しみにお待ちしております。
2023年
10月
29日
日
10月の望月。
雨が強く降った後の月は煌々と輝き、
その混じりけの無いまっすぐな光を見つめていると、吸い寄せられそうに、手が届くのでは無いかという錯覚に陥りました。
くまからの庭の木々を照らし、草の上にも優しい光と影が落ちていました。
月と地球と太陽が一直線。
部分食の時間は明け方。
近くに寄り添う木星が見守っていたことでしょう。
西の空に沈んだ後、再び雨が降りました。
雨が、舞台の緞帳(どんちょう)の役割をしているように感じました。
空が舞台で、地球が客席。
地球が宇宙が平和でありますように。
多くの人々が心穏やかに空を見上げることができますように。
それには、
自分の心の内を平和にすることからかもしれません。
寒暖差の大きい時期。
皆様、お身体を大切にお過ごしくださいね。
2023年
11月
30日
木
くまからから徒歩7分程。
八雲神社にお参りして、境内脇より「祇園山ハイキングコース」へ入ることができます。
歩みを進めてぐんぐん登って行くと、10分程で展望台に到着。
大町の町並みや由比ヶ浜など相模湾を一望し、ほっと一息、深呼吸。
さらに北の方へ進めば30分程で東勝寺跡の方へ下りることができます。
祇園山ハイキングコースは、
2019年の台風で大きな被害を受け、通行止めが続いていましたが、
2023年4月1日より通行再開となりました!
海と山に囲まれた鎌倉らしさを感じられる時間をお過ごしになれるかと思います。
機会がありましたら、ぜひ歩きやすい靴でお楽しみください。
2023年
12月
23日
土
2023年、ありがとうございました。
皆様が、お健やかに佳いお年をお迎えになれますよう
同じ空の下より願っております。
【大切なお知らせ】
くまから宿泊部門は、12月22日をもちまして、長いお休みに入ります。
具体的には、鎌倉大町での営業は卒業致します。
突然のことのように捉えられるかと存じますが、
たくさん考えて出しました前向きな答えで、
また自然の流れです。
ご理解いただけましたら幸いに存じます。
たくさんのお客様と、旅の時間を共有させていただいた思い出をお守りに、
ここからまた新しい人生のストーリーを紡いでいきます。
2013年オープン以来10年余り、
ご愛顧いただきまして、誠にありがとうございました。
また支えてくださった皆様にも、
衷心より感謝申し上げます。
〈 写真 〉くまからスタッフルームのエバーフレッシュの花
今年はたくさん咲きました。
花言葉:歓喜 胸のときめき