桜の見頃といえば、満開の時期をさすことがほとんどです。

 

けれど、散る様子も美しいですし、若葉が生(は)えて残りの花と共演する様子は、華やかさと爽やかさが混じり、見方によっては「見頃」です。

桜ん坊が生(な)れば、ころころした姿が愛らしく、それも「見頃」。
秋になれば紅葉が美しいですし、葉をすべて落とした枝だけの桜は力強く、あぁ今、根っこが力いっぱい頑張っているのだな、と想像すると勇気が出て、捉え方次第では「見頃」です。

 

 

 

「良い天気」とは、果たして晴れの日だけなのでしょうか?

雨は恵みですし、曇りの時は眩しくなくフラットな光が心地好いこともあります。
晴れて水平線がくっきり見える様子は清々しいですが、曇ってぼんやりしているほうが幻想的で想像力が膨らむときもあります。

 

時として、雨も曇りも「良い天気」です。

 

 

ふつうって何でしょう? 

あたりまえって何でしょう?

 

 

 

ふつう も

あたりまえ も

かけがえのないもの、

儚いものだと強く感じるばかりの今日この頃。

 

 

4月。

環境の変化も多い頃。

お疲れが出やすい方もいらっしゃるかもしれません。 

 

 

一日一日を大切に。

まずはご自身を大切に。

頑張り過ぎること無く、肩の力を抜いて深呼吸をして。
無理なく歩めますように。

 

 

一瞬一瞬を大切に。

楽しむことを忘れずに。

頑張った後にはしっかり休息をしながら。

バランスよく歩めますように。

 

 

 

皆様と、皆様の大切な方々が、どうか穏やかでありますように。

 

 

 

 

 

〈 写真:2枚目の中央上部にぼんやり望むのは江の島 〉