2025年

4月

28日

うりずん

うりずん。

沖縄の古語で、初夏を表す言葉。

冬が終わり暖かくなり、日差しが強くなる前の、一年で最も爽やかな時。
「潤い初め(うるおいぞめ)」が語源とも。
梅雨前の最も過ごしやすい頃。

 

 

うりずんの風を纏いながら散歩。

海の向こうには大神島。

 

 

扇芭蕉(オウギバショウ)。

別名、旅人の木。
晴れた日は木々に太陽光がまっすぐ届き、影が濃くなり、南の島らしいコントラスト強めの風景を楽しめます。

 

 

透き通る美しい水の集まる場所で一句。

 

 

 「笹舟や水の流れを確かめり」

 

 

 

 

4月もありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

2025年

3月

31日

調身・調息・調心 

春休みシーズン。年度末。

 

ご卒業やご入学、ご入園。

新生活の準備でお忙しくされている方も多いと存じます。

 

確定申告が終わってホッとしている方もいらっしゃるでしょうか。

 

かくいう私も、木の芽時ということもあり、体調や心のバランスを崩しつつも忙しくしてしまっていました。

 

 

忙しかったり緊張が続くと、知らず知らずのうちに呼吸が浅くなっている自分に気づきます。

やることが多い時ほど、努めてゆっくりの呼吸を心がけたいものですね。

 

 

 

禅に、「調身・調息・調心」という美しい言葉があります。

 

「身がととのい、息がととのえば、心おのずからととのう。」

 

という意味です。

鎌倉の報国寺で座禅とともに教えていただいてから、生活に取り入れるよう心がけるものの、常に実践できるかというと、なかなか難しいものです。

 

情報の溢れる現代、意識的に情報から離れ、自然に身をおくことの大切さを実感する日々です。

 

 

波音を聞きながら静かに過ごす時間。

夕日を眺めながら、ゆっくり過ごす時間が尊いです。

 

土地とのご縁、人とのご縁、

様々なご縁に感謝をしながら、

けれど情報取得に受け身の姿勢は改めて、

バランスよく歩みたいものです。

 

 

皆様はどんな春をお過ごしでしょうか。

お身体を大切に、穏やかな日々をお過ごしになれますように。

 

 

 

 

 

 

 

 

2025年

2月

23日

島の息吹

足元の野花の息吹。

リュウキュウコザクラ。
4-5mmの小さな小さな白い花。さらに小さなツボミ。
見つけると、じっと見入って、しばし時の流れを忘れます。
可憐な姿と逞しい生命力。

背筋が伸びる思いです。

 

黄色い実はデュランタ、別名タイワンレンギョウ。
緑から黄のグラデーションに見入りました。

 

宮古島の緋寒桜(ヒカンザクラ)、通称ヒザクラ。
色が濃くて、蕊(しべ)がしっかりしていますね。

 

ヤブツバキもよく見かけます。
小ぶりでとても可愛らしいです。

 

島の春。

島の風に心身を浸しながら、

ゆっくりと味わうことのできる時間が至福です。

 

 

 

 

 

 

     



2025年

1月

03日

初春_2025

謹んで新年のお慶びを申し上げます。

 

宮古島は曇りの日が続いていますが、柔らかな光で満ちています。

さとうきびの尾花があちらこちらに咲いていて、島の景色を彩ってくれています。

 

初詣は、静かな御嶽(うたき)へ行きました。

鳥の声や波の音、木の葉が擦れる音に耳を傾けながら手を合わせていると、自然と背筋が伸び感謝が溢れます。

 

 

2025年、皆様と皆様の大切な方々にとって、素晴らしい日々となりますように心よりお祈り申し上げます。