島の織り

宮古島のshop and gallery叶(かな)さん主催の「宮古島のはた織り体験会」に準備段階から携わらせていただきました。

沖縄県、(公財)沖縄県文化芸術振興会の支援を受けた、令和7年度沖縄文化芸術の創造発信支援事業です。

 

貴重な機会に感謝です。

染織松尾の松尾由樹さん講師の機織り体験の準備を、私は主にお手伝いさせていただきました。
絣(かすり)模様づくりの仕組みを学びながら機織りをできる珍しい体験です。


実際の宮古上布には手績(う)みの苧麻(ちょま)糸を用いますが、手績み糸は大変貴重なので、今回は機械紡績の苧麻糸(ラミー)や綿糸を用いて、藍染めしてご用意しました。

松尾由樹さんがデザインした図案をもとに、糸を染め分けたり、糸を巻く様子を見学させていただいたり、少しずつ形になっていく様子に昂揚が止まりませんでした。

道具ひとつひとつが美しい事にも感動しました。

糸が布になる前の工程数はとても多くて、私が知っている機織り風景の形となるまでには何日も何週間もかかりました。

 

ポスター・フライヤーの制作もしました。

当日は、漢那明美さん(宮古苧麻績み保存会理事)講師の「ブーンミ(苧麻糸の手績み)体験」コーナーと

岩本大輔さん(岩本夫妻手工業)講師の「米箱織り体験」コーナーも大盛況でした。

 

今年は、叶(かな)さんでスタッフとして携わるご縁をいただき、さまざまな制作をしました。
宮古島の作家さんと触れ合う機会にも恵まれ、沢山勉強した一年でした。
関わってくださった全ての皆様に感謝の気持ちでいっぱいです。
ありがとうございました。

 

 


お身体を大切に、どうぞ良いお年をお迎えください。