小さな光

今年も近所の小川にホタルが静かに舞っています。

暗闇の中で灯ったり消えたりする小さな光の緩急の様子は、
人間の呼吸の緩急にも似ているような気がして、気持ちを寄せながら静かに眺めていると、自分も自然の一部であることを再確認できます。

 

また、太陽の出ている時間に月を見つけ眺めていると、2つの大きな星を前に、
自分が日本人である前に「地球人」であることを感じ、地球上に国境がある不思議を思います。

 

意識の持ち方をほんの少し変えたり、視点を少しずらすだけで、

時間や経験を何層にも感じられ、世界が広がります。

このたび、緊急事態宣言が解除され、
自粛の出口が見えたという表現を目にしますけれど、

元の生活に戻るのではなく、新しい過ごし方になるということで、出口というよりも「入口」と表現されている方がいて、なるほどと頷きました。

 

新たな入口、スタート。

楽観視し過ぎることなく、悲観的に捉え過ぎることもなく、柔軟な頭と心を持ちながら安全最優先で歩みます。

 

まだまだ気をつけながら過ごさなければいけません。
当面、Kumakaraでは、お一組様限定でのご予約を承ります。
小さな光を大切にしながら励みます。
鎌倉の空の下より、皆様のお健やかとご安全を願いつつ…。

 

 

 

(写真:5月29日撮影の夕月)