新春

 

謹んで新春のお慶びを申し上げます
旧年中はご愛顧を賜り感謝の気持ちでいっぱいです

お陰様で、くまからは5年目のお正月を迎えることができました

 

本年もどうぞよろしくお願いいたします

 

 

 

 

 

 

 

 

 

春立つ

立春の日に
くまからの庭の端っこで梅が一輪咲きました。

例年より遅めの開花です。

待ちわびていただけに喜びもひとしおです。

人目に背を向け、媚びずにほころぶ姿に

自然の営みの偉大さを感じる朝でした。

 

花びらだけでなく、裏側のガクを含めた姿も良いものです。



静かな春の訪れを見つけると、思わず顔もほころびます。

 

 

 

10日ほど前には、雪の白に覆われた庭でしたが、季節は確実に春を向いていたことを確認できると、ほっとします。

 

 

 

 

 

 

 

皆様の心にも、いつも小さな春が咲いていますように。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ハナカイドウ

海蔵寺さんのハナカイドウ。

 

すみずみまで手入れが行き届いていて、良い気の流れる海蔵寺さんは「花の寺」としても親しまれています。
散策途中、深呼吸をするのにおすすめのスポットです。

 

つぼみを沢山つけた木を見ると、初々しい気持ちになったり、寒い冬を越したことに敬意を払い厳かな気持ちになったり。

清々しい春です。

 

様々な新芽や花々によって、いつもの景色が日毎くるくる変わる春。

皆様の心にも優しい彩りが溢れていますように。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

浄妙寺

鎌倉駅からバスで約10分。「浄明寺」下車後、徒歩2分に位置する浄妙寺さん。

稲荷山(とうかさん)と号し、鎌倉五山第五位の寺格をもつ臨済宗建長寺派の古刹です。

 

一歩足を踏み入れると、草花や木々が豊かでゆったりとした空気を感じることが出来ます。

風の音、鳥の声に囲まれて、とても穏やかな心が育ちます。

 

カタツムリのようにゆったりとした気持ちでいたら、こちらを見つけました。

山門右手前の石碑の側面です。
京都建仁寺・鎌倉建長寺東西両古刹の管長並びに僧堂師家だった湊素堂老師によるものだそうです。

 

カタツムリはどのような意味を持つのでしょう。


境内では、喜泉庵で枯山水を眺めながらお茶を喫することができたり、石窯ガーデンテラスでお食事をとることもできます。


色々な過ごし方を出来るので、幾度も足を運びたくなる場所です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

えのしま

鎌倉駅から江ノ電で24分ゆられて江ノ島駅で下車。

15分ほど歩くと「江の島」島内に着きます。

この時期、島からの風景は緑が青々して初夏の装いです。

 

「江の島」は1947年(昭和22年)に鎌倉郡片瀬町が藤沢に編入され、藤沢市片瀬の一部となったそうです。

江の島が鎌倉市だと思い込む方が多い理由の一つかもしれません。

 

 

鎌倉の砂浜海岸を見慣れていると、このようなテトラポッドのある風景も新鮮です。

 

 

江島神社の瑞心門から望む鎌倉方面です。

江の島は、「江ノ島」「江島」古くは「絵島」「榎島」など様々な表記があります。

土地の歴史を調べて再発見するのも面白いですね。

 

鎌倉も江の島もどちらも楽しむ為に、江ノ電1日乗車券「のりおりくん」もお勧めです。

 

鎌倉旅行の参考にして頂けたら幸いです。

 

 

 

 

 

 

 

泥の中から

KUMAKARAにハスが来てから2年目。

今年もまた八重咲きのハスが一輪、梅雨明けの報せのように咲いてくれました。
ささやかに放たれる良い香りも夏の便りです。

 

 

 

強風にあおられながらも、

慎ましく逞しく可憐な姿で4日間私たちを楽しませてくれました。

 

 

昨年より二週間以上も早く開きました。

 

 

 

 

 

 

 

本覚寺のハスも見頃を迎えています。

ハスは早起きで、夕方には閉じてしまうので、朝の散歩をおすすめします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

様々な光

立秋、そして処暑。

鎌倉花火大会から あっという間に一ヶ月が過ぎようとしています。

 

今年は厚い雲の中で散る光がとても印象的でした。

いつもと異なる歓声の中、様々なことが頭を駆け巡りました。

 

 

 

黒い雲の中に消える花火は

ほんとうに儚いものでした。

 

より、音や振動を味わうことも出来ました。

 

ふだん当たり前と思い込んでいることは、実は奇跡なんだな、

と、改めて感じ、

 

 

「足るを知る」ことの大切さを、再認識した夏でした。

 

 

 

 

皆様が良い秋を迎えられますように。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

永福寺跡(ようふくじあと)

鶴岡八幡宮から歩いて約20分。

瑞泉寺の手前に、広い史跡が公開されています。永福寺跡(ようふくじあと)です。

 

永福寺は二階建ての本堂だったことから、この辺りには「二階堂」という地名が現在も残っています。

鎌倉時代初期に源頼朝が建立した三大寺社の一つで国指定史跡ですが、整備が進められたのは10年程前のことで、それまでは殺風景な原っぱという印象でした。

 

 

 

今では池も復元され、山や空が映り込む様子が清々しく気持ちのよい場所です。

ベンチもありますので、お弁当を持ってお散歩も良いですね。

天園ハイキングコース(鎌倉アルプス)にお出かけ予定の方は、是非立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

お弁当やおやつを楽しむ時には、トンビにご注意くださいね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

師走前の杉本寺

二階堂の交通量の多い金沢街道から一歩踏み入れると、緑に囲まれ、喧噪から逃れることが出来ます。

 

鎌倉最古のお寺・杉本寺は、坂東・鎌倉三十三観音霊場第一番札所で有名ですが、

除夜の鐘つきには一般人も参加出来、年末の夜も賑やかになりそうですね。

 

 

 

 

 

 

 

サザンカが鮮やかに咲き誇っていました。

ツバキに似ていますが、花びらがはらはらと一枚ずつ散るのがサザンカです。

 

色づく途中の万両の実は、太陽を受けてきらきらと光っていました。

 

 

個人的に惹かれたのは、弁天堂の池のほとりに小さく咲くホトトギスでした。

紫の斑点が、鳥のホトトギスの胸元の模様に似ていることが名前の由来だそうです。

 

 

忙しい師走を前に思うことは、「忙しい時ほど背筋を伸ばして深呼吸」です。

皆様はどんな植物を目にしているでしょうか。

新しい月をご健康に迎えられますように。